当社の深紫外線技術が実現する除菌効果は、人々を細菌やウイルスの感染リスクから守ります。
新型コロナウイルス感染症の広がりとともに紫外線除菌は更に注目される技術となりましたが、
有効に活用するためには適切に光源を選定し使用する必要があります。
ここでは深紫外LEDの重要な特性を幾つか紹介しますので、ご検討の参考にしてください。
紫外線除菌のために深紫外LEDを検討する場合、LEDのデータシートに記載されている数値だけでは除菌力を把握する事はできません。
既存のLEDでは明るさや光出力だけで仕様の優劣が判断できる事もありますが、深紫外LEDでは状況が異なります。
特に実使用環境条件での除菌力の比較が重要になります。
データシートが同じ光出力であっても、265nmが最も高い除菌力を示します
深紫外LEDの除菌力を左右する大きな要素として、LEDの発光波長と温度特性があります。
これらが除菌効果にどれほどの影響を与えるか説明します。
紫外線除菌の原理は、微生物のDNAやRNAに作用して増殖機能を抑制し感染力を奪う「不活化」です。
DNAなどには紫外線に対する感受性があり、紫外線の波長によって大きく変化する傾向があります。
そしてこの感受性が高い波長であるほど除菌効果が高くなります。
様々な微生物に対して最も除菌効果の高い波長は265nmです
またLEDの波長仕様には最小/最大が設定されており、その場合にも除菌効果が変化します。
波長の変化は除菌効果に直接影響するため、注意が必要です。
使用する深紫外LEDの波長が、対象の菌やウイルスに対して除菌効果が高いかどうか確認しておく必要があります。
深紫外LEDは既存の白色LED等と比べて発光効率の低い光源です。そのため使用時は発光素子の発熱によって高温状態となります。
また基本的にその発熱量は、LEDに流れる電流値が増加するほど高温になります。
一般的なLEDは発熱によって光出力が低下しますが、当社の 265nm 深紫外LED は高い光出力を維持する事が可能です。
当社の265nm 深紫外LEDは、温度変化・
電流変化による出力の低下が少ない
使用時の深紫外LEDは高温になっており、想定される発熱状態の光出力で評価する必要があります。
当社では、紫外線除菌における光源配置や光学シミュレーション、
簡易的な除菌シミュレーションなどもサポートしておりますので、お問い合わせください。