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自動車で鍛えた技術でLED事業を強化
社会貢献を意識しながら新市場を開拓
光の技術をリードするスタンレー電気が、新たなLED市場の開拓に乗り出した。
自動車向けで多くの実績を誇る可視光領域のLEDに加えて、様々な機能を発揮する紫外LEDおよび赤外LEDを市場に投入。社会の発展に貢献するアプリケーションに向けて積極的に製品を展開することで市場シェアを拡大する考えだ。このための同社の取り組みや、原動力となるLEDの開発動向などについて同社執行役員営業担当の榎本浩幸氏に聞いた。 -
深紫外LEDの進化に期待
水浄化技術発展の新たな契機に
殺菌効果を発揮する深紫外LEDに対する関心が水浄化の分野で高まっている。
これまで深紫外光による水殺菌の光源として活用されてきた陰極管に比べて、より多くの利点を水浄化システムにもたらすからだ。さらに深紫外LEDを製品化する動きがデバイス・メーカーの間で活発化してきたことで、光による水浄化技術が一段と発展する機運も高まりつつある。そこで深紫外LEDが水浄化にもたらす新たな可能性などについて、この分野の第一人者であるお茶の水女子大学の大瀧雅寛教授に聞いた。 -
赤外LEDの高効率化で新たな用途を開拓
車載用で磨いた光学技術で独自の付加価値
幅広い波長を網羅する様々なLEDデバイスを展開しているスタンレー電気。同社が、新たに発売した「高効率赤外パワーLED」が注目を集めている。同社の多彩なノウハウを投入して業界随一の発光効率を実現。
さらに自動車用で磨きをかけた光学技術と組み合わせてユニークな特長を打ち出しているからだ。
この特長は監視カメラなど既存の赤外LED応用機器における設計の合理化や機能強化に貢献すると同時に、自動車用安全システムなど新たな用途の発展にも貢献する。
日経BP社が運営する技術者向け情報サイト「日経テクノロジーオンライン」に掲載したコンテンツを許可を得て転載しています。※所属・肩書は掲載当時のものです。